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明日からはどの街に行きたいって言おかな

上海を離れてからウルムチ(烏魯木斉)に到着する最近まで、道中で出会う中国の人たちに「いったいどこに行くのか?」と聞かれればいつもこう答えてきました。

「ウルムチへ行きたい」

それはロカ岬でも、ヨーロッパでも、イスタンブールでも隣国カザフスタンでもなく、新疆ウイグル自治区の区都ウルムチ。

多くの中国人たちに「ウルムチへ行きたい」「ウルムチがゴールだ」とそう説明してきました。

なぜか?


それは単純にウルムチという単語がとても発音しやすかったから。
ウルムチという単語ならどんな辺境の地に行ったって、容易に聞きとってもらえたからです。

そもそもウルムチという街に特別な思い入れなんてないし、とくに行きたい街でもはなかったので正直なところ、ウルムチくらいをゴールって言っといたらいいかな、とその程度の「ウルムチへ行きたい」だったわけです。



そして先日、そのウルムチへようやく到着しました。

二週間ほど前に思わぬ形で一度ウルムチに入ることになってしまい、再度歩きなおしてのウルムチ入り。

もはや嘘ともいえた「ウルムチへ行きたい」という思いが無事達せられたわけです。


そしてせっかくなのでウルムチ市内を少し観光してみました。

紅山公園に人民公園。
大バザールにウイグル人居住区。

しかしそんなところを回ってみても結局この街は何の変哲もないただの大都会で、退屈な大都市の典型。

やっぱりウルムチは「行きたい」だなんて発言するようなところではなかったのです。


けど、

けど、今やから言います。

荒野の真ん中で疲労から足がまったく動かなくなってしまった時。強烈な日差しの下で意識がもうろうとしてしまい熱中症や日射病に心底恐怖した時。砂漠の真ん中でいよいよ水が尽きてしまった時。道行く車をむりやり止めて水を分けてもらわないといけなかった時。台車が大破してどうしようもなくなった時。

そんな時、ほんまに辛かったそんな時にぼくを支えていたのは「ウルムチへ行きたい」でした。「ウルムチへ行きたい、ウルムチにさえ着いたら」でした。

あれほど興味のなかったウルムチという街を頭の中で何度も何度も思い描きつづけてきたおかげで、ここまで歩いて来れたのです。


不思議なもんです。




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<写真>
砂漠の世界から一転、天山山脈越え。
普段歩いていた高速道路を歩けないのはきつい。

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<写真>
回族の親子。

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<写真>
ウルムチ市内のバスで。
やっぱりここはシルクロードなのです。
2007.07.20 (Fri) 03:09
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