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解き放つ

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きのう安徽省のど田舎にある宿に泊まってたら、夜になって宿のおばちゃんが「カモンカモン」と窓から室内でくつろいでいたぼくを呼びました。突然。

「なんだなんだいったいどうしたのか」とドアを開けてやると宿のおばちゃんはぼくの部屋の中にむかっておもいっきりニワトリを解き放ちました。

もちろん生きてるやつを。
ふだん放し飼いにしてるやつを。

ブアサササッ

意味がわからんです。
ぼくがなにか悪いことをしたとでもいうのでしょうか。


ぼくは必死になって「客の部屋にニワトリを投げ込むとはなにごとか!」と抵抗したのですが、おばちゃんは「いつもここにニワトリを寝かせてるんである。わたし何も悪くない」との主張を何度も繰り返し、しまいには怒り出してしまいました。

ぼくも頭にきて「もう勘弁ならん、こんなとこ出ていく」と言って宿を飛び出してやろうかと思ったのですが、少し思い直して、けっきょくは宿のおばちゃんの主張を聞き入れることにしました。
だってその集落にはここしか泊る宿がなかったんですから。


そしてぼくは宿のおばちゃんがどこかへ消えてしまった後も、ひとりドアの前で敗北感をかみしめることになりました。これは本当に本当に悔しかったのです。

と、ふとニワトリのことが気になって、ニワトリの方を見やりました。

するとニワトリは部屋の隅で丸くなり目をつぶっていてもうすでに寝てしまっているのです。それはもう、ものすごく気持ち良さそうな顔で。やっと暖かい部屋に入れたあ、ってな顔で。

そしてそんなニワトリの姿を眺めていると、ああ、そうやな、今日くらいはこんなんもありでええよなあとそんな気持ちになってきて、ぼくは宿のおばちゃんに対する悔しく腹ただしい気持ちがどうでもよくなってしまったのでした。 そうです、ニワトリだって生きているのです。


ただ、このニワトリが翌朝5時に全力でコケコッコー言いおったときには本気で殺したろ思いました。あほのニワトリは卵も生みませんでした。



※合肥着きました。



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<写真>
これがニワトリ投げ込まれた部屋。土間。

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2007.03.09 (Fri) 22:53
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