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日本大使館に

先日、ある日本人旅行者にこんなことを言われました。

「これからは歩きだす前に現地の日本大使館に事前に連絡したほうがいいかもしれないね」

その人が思うにぼくのやろうとしてる旅行はあまりにもリスクの高い旅行で何か大使館のお世話になるような事件、事故が起こる前に事前に一報入れておいたほうがいいんじゃないかということ。
「これこれこういう旅行をしている日本人旅行者です、いついつからどこどこを歩いて旅行するつもりです、大丈夫だとは思いますけど一応報告しておきます」みたいなことを大使館に連絡しておくべきだというのです。

で、ぼくも「はい、たしかに大使館への連絡はしといたほうがいいかもしれないですね」と同意。

日本大使館への連絡。

今までぼくはそんなこと全く考えずに、やれ中国横断だのやれ冬期カザフスタンだの好き放題やっていたけれど、よくよく考えれば無茶な旅行をする以上大使館に一報入れておくのはとても大切なこと。

大使館の人間としてもそういった旅行者の情報は事前に知っておきたいだろうし、自分も一刻を争う緊急時にいちいち自分のやってる旅行内容から説明しないといけないのは面倒くさい。

もちろん大使館の世話にならない事にこしたことはないけど。

ということで、ちょうどビシュケクを発つ前に緊急用にケータイを購入してたんでそれを使って在カザフ日本大使館に電話することに決めました。
「アティラウからロシアまで十日ほど歩いて旅行します」って。

なんかめっちゃ怒られそうやなあ。

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2008.07.11 (Fri) 21:00
遠い

ビシュケクから再スタートの地であるアティラウまで電車一本でぴゅーっと、ささーっと向かうつもりでした。
そのつもりでした。


しかし実際は、ビシュケクの鉄道駅で「アティラウまでの直通の電車なんかあるわけないやろ、あほか」と罵られ、仕方なくカザフ南部の中都市シムケントまでビシュケクから国際バスに乗車。
ぼくはシムケントからアティラウ行きの電車に乗ることにしました。

しかし、国際バスに乗車したはいいけど今度はそのバスの中でおもいっきり寝過ごしてしまい、シムケントをとうに過ぎた終点であるカザフーウズベク国境で下車。

国境のあほウズベク人どもに騙されたい放題、ぼられたい放題でなんとかシムケントの鉄道駅にたどり着いたと思えば、切符売り場のジャバザハットみたいなおばちゃんに「ニェット!ニェット!アティラウ行きの切符なんてとうの昔に売り切れてるわよ、うんこ野郎、あったまおかしいんじゃないの、あんたなんか死んでしまえばいいのよ」みたいなカザフ語をものっすごい怖い顔でまくしたてられました。
カザフ語はわからないんですけど、あの顔はそうゆうこと言う時のための顔です。きっとそうゆうことを言ってました。

で、ジャバザハットはぼくに「四日後の電車なら切符あるわよ」と言い、カザフ最大の都市であり、始発駅でもある「アルマティからアティラウまでの切符しか売らない」と言いました。
「シムケントーアティラウ間の切符じゃ売れない」とそう言いました。

さらには、そのアルマティ発の列車がシムケントに到着するのは「4日後の深夜の4時」というわけのわからん時間だそうです。


さて、どうしたもんかな、深夜のアティラウ行きに乗ろかな、とぼくは切符はまだ買わずに宿に戻り、ベッドで横になっていると以前にアルマティで仲良くなったシムケント人がそういえばこんなことを言ってたのを思い出しました。

「夜のシムケントに気をつけろ」

突然それを思い出して、実際深夜のシムケントはいったいどんなもんかとそう思い、深夜2時頃を待って宿付近を歩いてみたら、人通りも車の交通量も全く無くって、50mおきにアル中がふにゃふひゃなんか言ってたり、やんちゃくさい若者がたむろしてました。

彼らはギラギラした目をしていました。


「あかん、こんなとこバックパック背負ってぜったい歩きたくない」


と、ここまでが昨日の話。



しかし今朝、結局1日悩んだ末にジャバザハットの言う通り、アルマティーアティラウ間の切符を購入しました。

じつはこの切符どの駅からでも乗車できるらしいんで、深夜の移動がほんとにイヤならアルマティとかタラズ、クズルオルダまでバスで行ってそこから安全な時間に電車に乗ってしまうのもありかな、とそう思ったのです。
シムケントで4日待つのもあほらしいし。


で、とにかくしばらくは電車が来るのを待っています。

体験的にわかっていることですけれど、アティラウって本当に遠いです。
2008.07.09 (Wed) 19:43
後になって気付くこと

今晩からバスと電車を三日ほど乗り継いで、カザフスタン西部にあるアティラウの町へ向かいます。

カザフをあと300kmも歩けば、そこから先はロシア、そしてウクライナ。

じつは台車をすでにアティラウで処分してしまっているので、これから先はバックパックひとつでの旅行。

で、昨日からパッキングをやっているんですけど、パッキングを終えて気付いたことがひとつ。

「あかん、荷物めちゃめちゃ重い」

水も食糧も持たない状態やのにすでにかなりの重さ。
背中に人ひとり背負ってる感じ。

この重さにもじきに慣れるんでしょうけど、台車ってやっぱりすごい楽でした。

2008.07.07 (Mon) 20:14
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