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砂と人

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昨日、新疆ウイグル自治区ハミ市へと到着しました。
上海よりじつに3600km。

昨日までの甘粛省瓜州-新疆ウイグル自治区ハミ間の360kmもの距離は、それまで歩いてきた中国とは比べものにならないほどに苛酷なものでした。


360kmもの長い区間、本当になーんにもない。

ただただ乾燥した砂の大地。


砂漠、地平線、蜃気楼、砂嵐、枯渇した池、野生動物の骨


ごくたまにトラック運転手の休憩所としてできた集落があったり、砂漠に高速道路を建設中の人たちが見受けられる以外はやっぱりなにもない。

ぼくは幸い台車に水や食糧を積んでいたのでなんとか無事にここまで来れたけれど(それでも水は二度ばかり尽きた)、補給のできない宿にも泊まれない状態が何日もつづき、さらには気温も40度を軽く越えるこの区間は本当に地獄のような世界でした。

日陰なんかないです。
雨が降ればうれしいんですけど、雷が鳴ったら終わりです。


今まで経験したことのない見たこともないような恐ろしい世界がそこにはあって、そしてそんな世界にもごくわずかだけれど人間が住んでいました。



なんであんたらはこんなところで生活をしているのか

こんな世界にいったいなにがあるというのか

夏は灼熱、冬は氷点下、水がない、緑がない

なにもない


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そんなところに住む人たちへの疑問を抱えながら、十日間砂漠にテントを張りつづけました。

360度パノラマの地平線で満点の星空を眺めつづけました。


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ぼく、死生観が変わったかもしれません。









※中国ビザ期限8月10日。残り1200km。カザフへ。
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2007.06.26 (Tue) 03:47
敦煌名言集

敦煌の街には結局五日間も居てしまいました。

日本人はいっぱい居るし、日本語しゃべれる中国人も居るし、関西弁しゃべれるアメリカ人まで居るし、スパイダーマン3が4元で観れるし、オムライス食えるし。 ただ、世界遺産の莫高窟とかどおでもいいし。入場料180元とか高すぎるし。

ということで今回の日記は、敦煌で出会った人たちの印象に残ったセリフをダイジェストでお送りして、敦煌での五日間を振り返りたいと思います。

以下、敦煌名言集。



……………………………………


「トルクメニスタンは五日くらいしかトランジットビザもらえないって聞くよ」
日本人カップルの男性の方

「洞窟なんやから中に入らへんと意味ないやん」
ネイト

「help me!help me!!」
より子ちゃん

「独りで旅してる人はすごい人です。自転車で旅してる人はもっとすごい人です。歩いてるひろしさんは頭がわるい人です。精神病です。」
随さん

「女性に年齢尋ねるなんて失礼ですよお」
日本人女性

「ひろしさんはどこで日本語勉強したんですか?GAHAHA」
随さん

「ニーハオ!ニーハオ!」
知らない日本人

「山科に大丸あるやろ?ほんで、あれ?三条通りに交わってる通り何てゆうんやっけ?えっと、えーっとお、、、なんやったっけえ、、、うん!そお、それ!ソトカンジョウセン!そこに住んでた。」
ネイト

「パッカー」
日本人女性

「中国語で"あなたは美人ではないです"ってなんて言うんですか?教えてください」
日本人男性

「ぼくも歩きたい」
随さん

2007.06.15 (Fri) 22:03
バスに揺られて

瓜州の宿に台車を預けてバスに乗り、シルクロードの重要な拠点である敦煌へ。

敦煌の街は瓜州から南西に120kmほど離れた有名な観光都市。大型の観光バスではなく、中型の定員10人程度のバンに乗り込み、地平線を行く。

敦煌まで1時間半。20元。


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120kmっていや、歩けば3、4日かかるくらいの距離やのに、それをわずか1時間半で行けてしまうなんてほんと自動車ってのはすごいなあ


と、ぼくはバスから見える地平線を眺めながらそう思い、とても感心しました。

そして、同時にこうとも思いました。





けど、おもんない

おもんなすぎるわ

こんなんぜんぜん冒険ちゃうわ

こんなんで道端に咲いた砂漠の花を見て涙することは絶対ないわ

砂漠に生きている立って走るトカゲとか、めっちゃカッコイイ柄したテントウ虫とか、砂漠中に無数に開けられたアリの巣とか、

砂漠に生きる、不毛の地に生きる、純粋な中国人の優しさとか、

そんなことに、うわあ!地球すげええ!って思うことは絶対ないわ

やっぱり時速5kmの世界の方がおもしろいんやわ



やのに


やのに、

それやのに、なんやねん、このバスの座席のセクシーな角度は?

砂漠に吹き荒ぶ強風をもろともしないバスの頑強なボディは?

乗客の中国人たちも友好的でものすごい良い人たちやんか?


うーん、バスもなかなかおもしろいじゃあないか


で、日記に書き込む。

「時速70kmの世界もあり。大いにあり。めっちゃ楽。」

2007.06.10 (Sun) 23:50
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